今ここを感じる。集中, 没頭, 表現, 楽しい。デッサンで感じた瞬間



こんにちは。
心理学とカウンセリングを学び中の緒山(おやま)まりこです。

最近、「今ここに集中する」「この瞬間を楽しみ没頭すること
そこから生まれるエネルギーに触れる機会があります。
そのなかで、よく思い出す過去のエピソードがあるので、今回はそのことを綴っていきます。

今に集中・楽しむエネルギーが表現したこと」その奇跡(?)、実体験です。

追記:※ブログサムネ画像は、描いたものじゃないです〜!

美術大学の受験エピソード

それは、過去の大学受験エピソードなのですが、、
学生時代のことを大人な年齢になっても自慢し続けちゃう人ってちょっと…、じゃないですか?
私の周りにはいないけど、、

そんな感じに見られるのは抵抗があり、今まで誰にも話していなかったことです。
オチを先に伝えると、最終的に落ちているから自慢なのかは微妙。

あとは、感覚的な話になるので「言葉で話して伝わるかなぁ」と思い
口に出していなかった、というところです。

実技の試験

私は美術大学を卒業しており、受験時に実技を学びました。プロフィール参照
美術大学に入学するには、実技試験(デッサン + 科によって異なる実技)の評価が必要です。

実技とあわせて学科試験もあります。実技ができても、学科が壊滅的だと落ちます。。私は学科が弱々派だよ!
※ 私が受けた大学、かつ当時の話です。今はわからんです

大学によって実技の出題傾向があります。
それを練習しないで受験すると、倍率の高い大学はまぁほぼ落ちるでしょう。
(たぶん。受かるようなすごい人っているのかな?)
そのため受験生は美大専門の予備校に通い、鍛錬を積み重ね、対策をして受験に臨みます。

日本の美大最高峰と言われるのが、みんなご存知、

東京藝術大学。国立大である。

ここは一次・二次試験まであり、合格の最終倍率は私が受けた科(近い年)で20〜25倍くらい。
↑受けた年の倍率、昔すぎて大学ホームページに載っていなかった。

美大受験は1浪なんて余裕、2・3浪もザラにいる。そういう人は予備校でも激うま。
東京藝大はそれ以上の年数の浪人生も珍しくない。

他の大学が本命の私は、東京藝大の受験対策は受けておらず
「センター試験受けたし、せっかくだし受験するか!」というダメもとで受験。
私の周囲は、そんな感じで受ける同じコースの人が多かった。

試験の日

実技(一次試験)の当日。

デッサンのモチーフを披露されて、みんな話さずともなんとなく感じるざわめき。
何年も変わっていなかった出題の傾向が、変わっていた。

石膏とモチーフ(果物や石膏ブロックとか)が並んでいるモチーフから
石膏1体だけドーン!と置かれたモチーフに変わっている。
例年の傾向から対策をしてきたであろう浪人生の皆さま、ざわついたことでしょう。

ちなみに私、石膏デッサンは苦手
でも、今回はダメもとの受験。できることをやるしかない。
時間開始とともに描き始めました。

集中、没頭、感じる、表現、楽しい。

不思議なのですが、

その時のデッサンは、石膏に当たっている光を表現する質感を感じて
それを画面に鉛筆であらわして。

考えるでなく、私はただこう感じたから、それを画面に乗せるんだと。
画面と石膏と画材で、光がキラキラして、とてもとても楽しい時間だったのです。

まだまだたくさん、モチーフの石膏から、色々なものを見つけられる。
質感はどんなか、光はどう当たって石膏を包んでいるのか、空気感を感じて。
ここはカラッとかつサラッとしていて、影の部分はしっとりとして。

それを表現するためにどの画材を使うか、
この鉛筆メーカーのこの濃さを乗せて、練り消しはこの強さで。
その技はこれまでに習得してきた。手が自然と動く。

そこに、思考は存在しなくて。
私と、モチーフと、画面と、画材と、光の空間でした。

この時間がもっと続けばいいなぁ、と思っていたら、
実技の制限時間が終わりました。

終わって「ああ、楽しかったなぁ」と思いました。
清々しくて、さっぱりとしていて。テンションが上がってふわふわしている感じ。

その画面から伝わったもの

受験で描いたものなので、どんなデッサンだったか見返せないけど、
あれは、私の人生至上、最高の石膏デッサンだったと、確信しています。

試験結果は、
一次試験に通っていました。

最初にも言いましたが、私は石膏デッサンが苦手です。
おそらく、形は多少違っていたり、技術面では浪人生に(上手い現役生にも)劣っていたでしょう。

デッサン = 観察すること

そう、デッサンって「観察」をして「それを画面にあらわす」こと。
だから、デッサンの時にモチーフ見ないで画面に書き込み続けるのはよろしくない。

描くまえに何時間もモチーフを観察したり触ったり、周囲の空間や光を知ってもいいくらい。
デッサンの練習の時は、実際に触って質感を確かめたりもします。
それは硬い?ひんやり?感じて表わす。

あの時の私のデッサンは、まず感じることができていた。
そしてそれを、ただただ素直に、画面に表現していた。

それが伝わったのかな、と思います。

楽しさに集中

まぁ、一次に通ったといっても「そんな実力がある」と思うようなものでもなく。
運もありましたね。モチーフの傾向が変わった年で、浪人生の皆さまは翻弄されたでしょう。

それは謙虚ということでなく。
美大受験はすっごい人たちがウヨウヨいて、技術で通ったとは到底思えない。
予備校での実技講評てやつは、作品を上手い順に並べられて公開ダメ出しされるですよ。泣くやつ。

あぁ、あの時楽しかったものなぁ。と思ったものです。
集中する、ゾーン的なところに入る。

「今ここに集中」その楽しさは、技術を超えていく。

頭が冴え渡って、目の前のものにだけ集中して、どこまでも行けそうな感じ。
今ここ話が出ると思い出す、そんなエピソードでした。

あ、ちなみに二次試験でサクッと落ちました。笑
焼き付け刃の対策をして出陣しましたが、やったことない粘土の課題は難しかったです。

その頃のデッサン画像を発掘した。懐かし!
当時はがんばって撮影したけど、画質クオリティよ。ぼけすぎ。

ちなみに。デッサンはながらくやっていないので、今は描けないです。
(その後入学した他の大学はデザイン学科だったので、入学後もそんなに描かず)
デッサンは筋トレと同じなので、継続して描かないとできなくなります。

鉛筆は、MITSUBISHI派♡ 6B大好き♡(次点はステッドラー!)

書きながら当時を思い出して、懐かしくなりました。
ではまた。ありがとうございました (*^^*)

緒山 まりこ


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