こんにちは。
心理カウンセラーの緒山(おやま)まりこです。
今回は、『ココロノマルシェ』のご相談に回答させていただきます。
お菓子の自営業をなさっているご質問者さま。
赤字が続いており、お金がうまく回らない。どうすればこの状況から抜け出せる?そんなご相談です。
【 ココロノマルシェとは 】
根本裕幸師匠のお弟子カウンセラーたちが、ご投稿いただいたご相談に回答する掲示板です。
どなたでも無料でご相談いただけます◎
ご相談内容
*ご相談の投稿はこちら
『生活の為の経済費が上手く回らない』
重っ苦しい内容なのですが、よろしくお願いします。
私はアラフォーの2児の母でお菓子の自営業を主人と営んでます。9年目になるのですがずっと赤字でもうそろそろ支払い等全てがヤバいです。主人も2年目辺りからかけもちで仕事をしながらなんとかやりくりしてましたが、なかなか手元に売り上げが残りません。
原因は私です。忙しくなると嫌になり値段をあげてはお客さんを遠ざけてしまうような行動を何度も何度もとってしまいました。仕事が忙しくなると、家にも持ち込んで子供差し置いて仕事仕事になり子供にも申し訳なく罪悪感でいっぱいでした。それが蘇り忙しいイコール恐怖になるのです。
おかしいですよね?忙しくなると商売はなんぼなのに
安いからやること多いんだと思い思いっきり値段上げたりすると、勿論売れなくなったり
でもこの位の価値あるとか主人に威張って言うくせに、高いから売れないんだと自己ぜめ やってることが矛盾しておかしいんです。
どうすれば私今の生活ぬけだせるんでしょうか?自分なりに一生懸命根本先生のブログ見たり本見てワークやったり、色々な啓発系のものもやったりしましたが一向によくなりません。(セミナー等受けたくてもお金が出せずいつも断念)このまま店閉めるのが正解でしょうか?というか強制的に終わるかもしれませんが(頑張ってるんですがこれからの季節的にも難しい)
心を整えれば変わるはずって希望を抱き何年も何年も色々やりましたがもう無理かと諦めてます。一応母はじめ家族への怒りやモヤモヤ等だしてはいますが心からの感謝にはなってません。
3人兄妹の真ん中の長女
実家は3世代家族で祖父母は普通にお金はありました。曽祖父がお金もち、父母は貧乏です。生活に困ることは無かったのですが、父母が貧乏な為本当に欲しいものがあっても買えませんでした。
(たかさん)
緒山からのご回答
たかさん、こんにちは。緒山(おやま)まりこです。
ご相談いただきまして、ありがとうございます。
お菓子を通してよろこびや幸せなひと時をお届けする、素敵なお仕事ですね(*^^*)
赤字とおっしゃいますが、9年近く営んでいらっしゃるのはとてもすごいことです。
これからは、1人でがんばって進むのは卒業。人といっしょに進む世界へ。
そんな視点でお話させていただきますね。
得手あれば不得手あり
まずは、今のご状況から感じたことです。
9年目になるのですがずっと赤字でもうそろそろ支払い等全てがヤバいです。主人も2年目辺りからかけもちで仕事をしながらなんとかやりくりしてましたが、なかなか手元に売り上げが残りません。
ひとにはそれぞれ得手、不得手があります。
たかさんは、美味しくて魅力的なお菓子を作られることについては、きっとお得意ですよね(^^)
このご状況を拝見すると、経営はあまりお得意でないのかな、とお見受けします。
だれか得意な人に頼ることはなさっているのでしょうか?
コンサルタントや専門家に依頼するのは費用がかかりますが、今までのつながりの中から、例えばお店の運営がうまくいっている人に頼ってアドバイスをいただく。これはできることかなと感じました。すでになさっていますかね?
後ろを気にする
原因は私です。忙しくなると嫌になり値段をあげてはお客さんを遠ざけてしまうような行動を何度も何度もとってしまいました。
なぜ、お客さまが遠ざかってしまうのか。
値上げ自体よりも、たかさんがいきなりダッシュでスピードを上げて、1人で走っていく影響が大きいのかな、という印象を受けました。
応援してくれる方々がいらっしゃらなかったら、9年間も営業を続けることは難しいと思います。たくさんの顧客さまがいらっしゃることと想像します^^
顧客さまは、たかさんのお菓子にどんな魅力を感じてご購入くださっているのでしょうか。
SNS上でコミュニケーションしたり、アンケートを取ることもできますので、リサーチなさっているかもしれませんね。
そんな顧客さまへの寄り添いはいかがでしょう。
もちろんご要望をすべて通すことはできかねますが、コミュニケーションをとることで、置いてきぼりにせず進みやすいと思います。
ちなみに、お菓子を適正価格(ご自身がこの価格の価値があると思えている)にして離れるお客様については、ご縁が離れるタイミングであった、とも捉えられます。
安いからやること多いんだと思い思いっきり値段上げたりすると、勿論売れなくなったり
でもこの位の価値あるとか主人に威張って言う
旦那さまとも、ちょっと離れて進んでいるような。私はそんな風に感じました。
旦那さまがお仕事かけもち、たかさんがお店専業のようなので、意見のアドバンテージはたかさんの方が高いでしょうか?
リードして進んで行かれること、そんなケースは他にもおありでしょうか。
先導者。みんなと進む
そのように、どんどん進んでいくことは、たかさんの魅力でもあります(*^^*)
先頭に立って進んでいかれる行動力、決断力。継続力もおありなのではないかと思います。そのリーダーシップは、才能のひとつです。
そんな先導者、先を行く人はどんどん進んでいくことができるのですが、そのスピードゆえ、周囲を気にしないと人がついてこられません。なんせ早すぎるのですー。
周囲を見渡し、声をかける。共に進む意識を持つ。
旦那さま、お客さま、味方になってくれる人々。みんなといっしょに進むと、1人ダッシュで進み、気づいたら周囲に人がいない!と感じる時よりも、もっと遠くに行けると思いますよ。
ご実家で身についたもの
実家は3世代家族で祖父母は普通にお金はありました。曽祖父がお金もち、父母は貧乏です。生活に困ることは無かったのですが、父母が貧乏な為本当に欲しいものがあっても買えませんでした。
ご両親の経済状況により、たかさんは “お金や豊かな生活は縁遠い。苦労しないと得られないもの” そんな観念(そういうものだという思い込み)をお持ちなのかもしれません。
あとは、無意識ではありますがご両親とつながっていたくて、お金が回らない状態で「あなたたちのせいでこうなった…!」と罪悪感を与え復讐をし続けているのかも。
ご両親は、ゆとりのある上の代に、金銭的に(生活のこと全般も)頼ってはいなかったのでしょうか?
そこで、 “人に頼ってはいけない・頼っても断られる” という観念が生まれたか。もしくはご両親が、上の代やたかさんたち子供に負担をかけてばかりで、「私はそうなるまい。頼らない!」と反面教師で強く決意したか。
仕事が忙しくなると、家にも持ち込んで子供差し置いて仕事仕事になり子供にも申し訳なく罪悪感でいっぱいでした。それが蘇り忙しいイコール恐怖になるのです。
ご自身の子供時代、ご両親が仕事仕事で悲しく寂しい気持ちになられていて、子供に同じ気持ちをさせまいと思っていらっしゃるのでしょうか。
ご家族への怒りやモヤモヤの内容・幼少期のお話、もっと詳しくお伺いしたいですね。
自己流からぬける
自分なりに一生懸命根本先生のブログ見たり本見てワークやったり、色々な啓発系のものもやったりしましたが一向によくなりません。(セミナー等受けたくてもお金が出せずいつも断念)
心を整えれば変わるはずって希望を抱き何年も何年も色々やりましたがもう無理かと諦めてます。
ご自分で取り組まれるのは素晴らしいのですが、なかなか変化を感じられない、ということであれば、カウンセラーのサポートを得た方が進みやすいと思います。
カウンセラーからサポートを受けられたご経験はおありでしょうか。
金銭的に受けにくいということであれば、お弟子のなかには無料やモニター価格でメニューをご提供しているカウンセラーもいます。(私も現在モニター様を募集しています)
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もし、ずっとお1人で取り組まれているのだとしたら。それはたかさんの持たれているパターンなのかもしれません。
1人でがんばる、自己流で続けて、なんだかうまくいかない。
ちなみにここまでのお話で、当てはまるかもしれないことがすでに3つあります。
・おそらく得意ではないお店の経営
・値上げなど1人で(お客さまを置いてきぼりにして)進める
・ご家族への怒りの手放し
1人で抱え込むのは、もうしんどいのではないでしょうか。
負けを認める。助けを求める
今、本当の本当に経済費が回らなくてピンチ。ヒントが欲しい。
そんな想いで、この掲示板に頼ってくださったのではと思います。
ご相談文に綴ってくださったような想い・弱音は、周囲に伝えていますか?
旦那さまにも、もっと頼って甘えてもいいのかもしれません。
顧客さまに、今まで表現できていない想いを伝えたり。
大切な自分たちのお店、作るお菓子への想い、お客さまへの感謝。
最初に綴らせていただいた、同業者にアドバイスを頼むこと。そんな弱さを見せることへの抵抗感も、おありかもしれません。
こんな弱さを、ずっとがんばってきた私が受け入れるのは耐えられない、人に見せられない、そんな風に思われるとしたら。
まず、自分の負けを認め、受け入れましょう。
「私はもう、1人では限界です。」
声にだして、このセリフを言えるでしょうか。
「私は、大切な場所と子どもたちを守りたいです。」
「私は、安心して豊かで幸せに暮らしたいです。」
「私はもう、こんな重い荷物を1人では背負えません。」
「私はもう、1人では限界です。誰か助けてください。」
助けを、求めてみてください。温かい手を差し伸べてくれる人はいます。
人といっしょに、進んでいかれますように。
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今回の回答が、なにかヒントになりましたら幸いです。
ご感想・ご質問がございましたら、記事下のコメント欄やコンタクトフォーム・各SNSなどからくださるとうれしいです。
夏の厨房は暑いと思いますので、お身体おいといくださいませ。
たかさんの幸せな日々を心から応援しています。
ご相談いただきまして、ありがとうございました^^
緒山 まりこ
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