【ご相談】結婚願望は不安定なのに、出産願望はとても強いのはなぜ?【ココロノマルシェ】


こんにちは。
心理カウンセラーの緒山(おやま)まりこです。

今回は、『ココロノマルシェ』のご相談に回答させていただきます。

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ご相談内容

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結婚願望は不安定なのに、出産願望はとても強いのはなぜ?

こんにちは。いつも参考にさせていただいて、力をもらっています。

私は30代前半で、彼氏なしです。
結婚願望はありますが、家族関係が悪かったため、親密感の恐れや 異性に対する恐怖心が強いです。マッチングアプリにも何回かチャレンジしましたが、疲れてしまい、しばらく離れています。

さて、質問ですが、「結婚願望は不安定なのに、出産願望はとても強いのはなぜ?」です。
結婚願望は上記のような理由で不安定なのですが、子供を産みたい気持ちはずーっと持っています。 1日1回は、子供産みたいと思ったりしています。
結婚はしたいかはっきりしない、どちらかというと結婚したいけど、
自分のことを受け入れていくれる人がいるのかが、すごく不安です。
一方で、子供は産みたいと思っている。こういう状態がずっと続いていて、結婚しないのに子供というのはちょっと不可能なのに、固執してしまうのかがどうしてなんだろうと思っています。

ただ、子供を産みたい気持ちの裏には、自分が家族関係がうまくいかなくて傷ついたりしたから、その傷を癒やしたいのかも?子供ができたら、子供と自分を比較して苦しくなったりしそうだなという予感もしています。出産にはどうしてもタイムリミットがあるので、年齢的な焦りもあるのかもしれません。

結婚や子供より、自分の心を整えたり、生活を充実させることが一番なのに、余計なことをずっと考えてしまって、相談させていただきました。回答いただけたら嬉しいです。

(あずきさん)

緒山からのご回答

あずきさん、こんにちは。緒山まりこです。
ご相談いただきまして、ありがとうございます。

結婚願望は不安定でいらっしゃるのに、出産願望がとても強いとのこと。
ご相談文から感じたことを綴らせていただきますね(^^)

結婚や子供より、自分の心を整えたり、生活を充実させることが一番なのに、余計なことをずっと考えてしまって

余計じゃないですよー!^^
あずきさんにとって大切で、欲しいものなのですよね。いっしょに考えていきましょう。

ほしいもの

あずきさんのご相談文は分かりやすくまとめられていて、
これまで、ご自身の心と向き合われてきたことが伝わってきます。

そんなあずきさんですので、すでに考えられたことかもしれないのですが、
ひとつ質問させていただきます。

子供を産むことで、なにを得たいのでしょうか?

自分が家族関係がうまくいかなくて傷ついたりしたから、その傷を癒やしたいのかも?

他にはなにか思い浮かぶでしょうか。

例えば、
・自分の絶対的な味方が欲しい
・いっしょにいる「家族」が欲しい
・私の居場所ができる

あずきさんが、“幼少期から欲しかったのに得られなかったもの” かも?
と思ったことをあげさせていただきました。

それは子供を産む、育てることで癒したい傷がある。
だとしたら、その痛みはまだ残られているとも言えそうです。

私の子どもの頃

子供と自分を比較して苦しくなったりしそうだなという予感もしています。

“比較” というのは、
私の子供時代より、自分の子供の方が幸せに過ごしている
私もそんな風に育てられたかった

そういう “比較” かなと想像したのですが、いかがでしょう。
違うよー、ということだったらすみません。

子供のためにいろいろしてあげたいな
幸せを感じさせながら育てたい
自分だったら、私の子供の頃のような思いはさせない

そんな気持ちがおありなのかなと思いました。
とてもお優しい、素敵なお母さまとなられるご様子が思い浮かびますね(*^^*)

そんなあずきさんは子供の頃、どのようなことで傷つかれたのでしょうか。

悲しい、怖い、寂しい、不安、つらい、助けてほしい。
小さい頃にどんな気持ちを感じていましたか?

小さなあずきさんは、とても傷つかれたのですね。

もし、今の大人になったあずきさんが、そんな小さい頃のあずきさんのそばにいたとして。

その子が泣いていたら、悲しんでいたら。
どんな言葉をかけてあげたいですか。

手を握ったり、頭を撫でたり、抱きしめてあげたいかもしれませんね。

自分の子供にはこう接してあげたいなと思い描いているように、
その小さなあずきさんにも、優しく声をかけて、接してあげてください。

”子どもの頃に欲しかったもの” を、与えてあげましょう。

子供の頃には戻れませんが、
その時の感情に寄り添い、気持ちを解放していくことはできます。

ご自身の感じられた痛み、悲しかったという想い、寄り添われてみるといいかなと思います。

結婚・親密感への恐れ

次は、人と近づくことへの抵抗についてです。

結婚(お付き合い)すること、人との距離を縮めることに対し、
ご自身もおっしゃっているように 親密感への恐れ” をお持ちなのかな、と感じました。

結婚願望はありますが、家族関係が悪かったため、親密感の恐れや 異性に対する恐怖心が強いです。

<親密感への恐れとは>
過去に近しい人との関係で傷ついた経験があり、人と親密になることへの抵抗を持つこと
です

あずきさんはご家族関係が悪かったとのことですので、
結婚して近しい距離になる・家族を持つということに抵抗を感じられるのだと思います。

異性は誰のこと?

人との距離、特に男性に対しての距離が遠そうに感じました。

異性に対する恐怖心が強いです。

この恐怖心は、いつ芽生えたものなのでしょうか。
先ほどの “親密感への恐れ” がご家族関係と関わっている、ということとつながるのですが、

「異性」=お父さま(もしくは、近しい男性のご家族)
と捉えてみるといかがでしょうか。

お父さま(男性へ対するとらえ方の根源)とのご関係を癒していくことで、
男性への恐怖心が和らぎ、距離が近づけることにつながります。

あずきさんにとっての、ご家族の問題・お父さまとのご関係
今の感情が芽生えたきっかけ・当時の感情、向き合ってみるといいと思います。

ひとりで思い返すこと・向き合うことに抵抗がおありでしたら、
カウンセラーといっしょに取り組むことも考えてみてくださいね。

“私の子ども”

出産願望についても、掘り下げていきましょう。

男性に対して怖いお気持ちがありつつ、子供が欲しいと感じられるのは、
「男との子供」ではなく「私の子供」が欲しいという感覚なのかな、と思いました。
※生物的には、ひとりの子供ではないのですけれども。気持ち的にです。

「私の子供」だから、相手が不在でも子供が欲しい気持ちが小さくならない、
そんな側面もあるのかな、と。
あくまで私の感覚的な解釈ですが、そんなことを感じました。

異性への恐怖心もおありということなので、怖いなと思う対象との子供をつくる…。
それは想像するととても恐ろしいことですよね。
好きな人がいたら、その人とならば、と思えるかもしれませんが。

男を信用していない。
距離を縮めることに抵抗がある、ひとりでいる私。
男と生きることをよしとしていない私。

でも「私の子供」だったら欲しい。そんな感覚なのかなと。

価値あるご自身

ご自身へのとらえ方についても、触れさせていただきますね。

結婚はしたいかはっきりしない、どちらかというと結婚したいけど、
自分のことを受け入れていくれる人がいるのかが、すごく不安です。

“こんなご自分” と思われているのかな、と。
ご自身を小さく見積もられているように感じました。モッタイナイ。
私は、ご自身と向き合われている聡明なあずきさん、文章からも魅力を感じていますよ(^^)

ご自身の価値を受け取られて、自信を持たれるということ。
自分を褒めたり、感情をそのまま受け入れたり。

やり方は他にもいろいろあります。
お話する機会をいただいたら、褒めまくるという技を使わせていただきます!

自己肯定感をあげていくような取り組みも、ぜひ取り組まれるといいかなと思います。

産みたい気持ち

そして最後に。産みたい気持ち自体についてです。

子供を産みたい気持ちはずーっと持っています。 1日1回は、子供産みたいと思ったりしています。

一方で、子供は産みたいと思っている。こういう状態がずっと続いていて

この子供を産みたいお気持ちは、いつ頃から持たれているのでしょうか。

かなりお若い(例えば20歳前後)頃からなのか、20代後半や30代に入られてからなのか。
そのきっかけはあったのか?ということもお伺いできたらなぁ、と思いました。

出産にはどうしてもタイムリミットがあるので、年齢的な焦りもあるのかもしれません。

そう。理屈じゃなくてこれもありますよね。私(30代後半)も体感としてあります。

出産への葛藤について、こんなブログも書いていました。

ここまでいろいろと私から見た心理的な解釈を綴りましたが、
女性としての本能的なところでの、子供を授かりたいという気持ちもおありなのかなとも思いました。

知人で、ずーっと子供を欲しいと思ったことがなかったのに、
アラフォーになり出産のタイムリミットが近づいてきたら「急に子供が欲しくなった」と妊娠、無事に出産。
今は幸せそうに子育てされている方もいます。

「産みたい!」という、強い強い本能
そして「この男の子供だったら産みたい!」という相手に出会ったら。
考えることを通り越して、子供を授かるという可能性もありますよね。

ご自身のお心の風向きが変わられたら、そんな流れがふと訪れるかもしれませんね。

***

さて、このような解釈をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

ご自身の心と向き合われているあずきさん。
その姿勢は、これから思い描く未来に向かって進まれていかれることと感じています。

あずきさんの素敵な日々を願っております。
ご相談くださってありがとうございました^^

緒山 まりこ

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