こんにちは。
心理カウンセラーの緒山(おやま)まりこです。
今回は、『ココロノマルシェ』のご相談に回答させていただきます。
今まで働いていた業界から、初めての「会社員」に。
適応するにはしんどいご状況。これからご退職なさるタイミングで、ご相談くださいました。
【 ココロノマルシェとは 】
根本裕幸師匠のお弟子カウンセラーたちが、ご投稿いただいたご相談に回答する掲示板です。
どなたでも無料でご相談いただけます◎
ご相談内容
*ご相談の投稿はこちら
『職場にいるのがつらすぎます』
こんにちは。30代女子、HSP、長女です。
今わたしは会社員(会社の保健室勤務でちょうど一年たちました)をしています。それまで10年程、ずっと看護師をしていました。
今、職場にいるのがつらすぎてどうしたらいいかわかりません。
人生で1度は会社員をしてみたかったこと、
会社員でも看護の仕事を活かせそうと思ったこと、コロナ時代の看護師のハードワークに心が折れていたことから、会社員に転職しました。
会社員独特の文化や空気に馴染めず、上司のご機嫌とりや上司の承諾を得るために根回しすること、人のためというより、利益や売上のために皆が頑張っていること、社内ルールや考え方など、少し分かってはいたものの医療職とは全てが違いすぎて、カルチャーショックの連続でした。
一緒に働く上司は仕事ができる方で、完璧主義です。細かいことによく気づき、私にも求めてくることが多い気がしています。どうにか応えたくて約一年頑張ってきましたが、2か月前から糸が切れたように頑張れなくなりました。
休みがとれないとさわぐ社員をみても、看護師のときはもっと休めなかったことがある私にとっては騒ぐ程ではないですし、メンタル疾患にかかった社員に直接関わるときはみんな優しいけれど、本人が休んでいる日に文句をいっていたり、本人だけが知らないつもりで上司達には話が共有されていたり、本人をサポートするには必要な共有事項とわかっていても、なんだかそんな様子をみていたら社内で心を開けなくて人間不信になっています。
途中入社なので同期はいませんし、なにより看護業界からの転職者がいないので自分の気持ちを分かってくれる人がいないと感じてしまいます。
少し前には一週間ほど体調崩し入院しました。(今は完治)それで限界を感じて、我慢できずにあと1ヶ月で退職することにしているのですが、それでも残りの日数がつらすぎて、どうしたらいいかわからず苦しいです。
(ひろたんさん)
緒山からのご回答
ひろたんさん、こんにちは。緒山(おやま)まりこです。
ご相談いただきまして、ありがとうございます。
ご投稿されてからご相談の掲載まで、どれくらいのお日にちが経っているでしょうか。
掲載までの期間によっては、ご退職まであと少し(もしくはご退職後)かもしれませんね。
おひとりで、おつらいお気持ちを抱えられながら、とてもがんばってこられましたね (;;)
お気持ちに寄り添いつつ、「会社員」は合わないのかな? ということも綴らせていただきます。
ひとりじゃない
ご相談文を拝読して、本当にがんばってこられたのだな、ということが伝わってきました。
社内で心を開けなくて人間不信になっています。
自分の気持ちを分かってくれる人がいないと感じてしまいます。
理解者や味方がいない・アウェイな感じ、そんなことを感じる職場だったのですね。
気持ちを共感しあえる人が職場にいると、そのしんどさは軽減されるものと思いますが、今の職場にはそういう存在の方はいらっしゃらないのですね (;;)
今回のご相談では、
お気持ちへの寄り添いがほしい、この気持ちをひとりで抱え過ごすことがしんどい。そんなお気持ちが大きいのではないかなと、私は感じました。
私がご回答をさしあげた時点で、すでに何人ものカウンセラーがご回答しておりますね。
カウンセラーたちは、ひろたんさんに寄り添い、がんばりをねぎらい、心が軽くなりますように。そんな思いを込めてご回答させていただいていることと思います。もちろん私もです^^
掲示板やブログの読者様のなかにも「ひろたんさん、えらかったなぁ」「ゆっくり休んでね」。そんな優しいエールを心のなかで送っている方も、いらっしゃるのではないかと(^^)
私は、ひとりではない。
気持ちをわかろうとして、寄り添い励ます存在がいる。
掲示板へのご相談とご回答を通して、そんな暖かい気持ち・存在を感じていただけたらなと思います(*^^*)
*
そして、、残りの勤務しんどいですよね。
退職までの勤務日を、私は逃げてもいい。私は私を守る。
いいのですよ。しんどかったら、大切な私を守るために逃げていいのです。
その許可を自分に持っておくと、少しでもお気持ちが和らぐのかなと思います。
ご自身の心身を1番に優先なさってくださいね。
*
ちなみに、こういった状況(孤独感、分かってくれない、アウェイな感じ)になることは、これまでの人生にあったでしょうか? 例えば、ご家庭・ご友人・お仕事など。
もし、パターンとして何回も出てきているとしたら。その根っことなるところを解消したいですね。カウンセリングであれば、その辺りのお話をもっと伺いたいところです。
何においてもそうですが、「同じ状況が起きている…はっ!パターンだ、、!」ということがあれば、そのパターンが生まれている理由があります。それを解消しないと、また同じことを繰り返すことに、、!
会社選び
ご退職後は、がんばったご自身をねぎらい、ゆっくりと心身をやすめていただきたいなと思います。なのでここからは、お仕事選びのお話にもつながるので、今はちょっと早いかもしれませんが、、
「会社員」に合わなかったのかな? というところにも触れていきますね。
今回「会社員」として働かれたことがしんどくなった大きな理由は、
選ばれた「会社」の風土が、合わなかったことが大きいのかな、と私は感じました。
「会社の保健室」がある会社。
ということは、ある程度の規模である大手の、「The会社!」(どんな説明よ)かと想像します。
私はこれまでに10回ほどの転職で複数の業界を経験し、「The会社らしい会社」で働いた経験(派遣・社員にて)もありますが、
新卒入社がデフォルト、中途採用があまりない会社などは、疎外感を感じやすかったですね。。
上司のご機嫌とりや上司の承諾を得るために根回しすること、人のためというより、利益や売上のために皆が頑張っていること、社内ルールや考え方など
会社の謎システムやテキパキ上司、縦社会のお伺いとか、、ありましたありましたーーー。(話しながらテンション急降下)
そこに適応するストレスは、とてつもなかったです。私も苦手でして。
といいますか、適応はできず、、他にも理由はありますが、自然と(?)辞めました。
他業界
途中入社なので同期はいませんし、なにより看護業界からの転職者がいない
そういった「会社の風土」が合わないことに加えて、ひろたんさん以外に同業界からの転職者はいらっしゃらなかった。他の大多数が同じ業界で育ってきたところに、1人で入っていくのは、疎外感がありますよね。。
でも、これが色々な業界からの転職者がいる会社ですと、どうでしょう。それは、違いを楽しむ異文化コミュニケーションのような感じになります。
例えば。
歌手・声優・遺跡発掘・エステティシャン・フリーランスなどなど。※実際に私が経験した、他業種からきた同僚たち
みんな違う業界だったら、互いの違いを認めてわかり合っていこうか、となるのですよね。
「その世界だとそんな感じなんだ!面白いね!」
私の当たり前は、当たり前ではない。
わかり合おうとする会社だったら、「会社員」もありかも?
もしかして、そんな気持ちも出てくるでしょうか。
少人数の会社、女性的コミュニケーションの会社、個人主義の会社。会社のカラーはいろいろです^^
合わなかったのは
ということで。
合わなかったのは、「今回の会社」。その文化・風習。
「会社員」もいろいろ。そうとらえると幅が広がる、そんな風に思います。
ご退職され、これからどのようなお仕事をお選んでいかれるかはひろたんさん次第ですが、なにか「うまくいかないぞ?あれ?」と思われたら
単に「私に合わないのかも?」と思われると、気が楽かなと。
もともと合わない環境に合わせようとしても、しんどくなる一方です。
どうぞ、ご無理はなさいませぬように。これまで充分に、がんばってこられたのですから。
自然に呼吸をし、日々のごはんを美味しく召し上がり、ゆったりと眠れる。
ひろたんさんらしく、笑顔で過ごせる職場に出会われることを、心から願っております。
***
<仕事関連の記事ご紹介>
▼職場が合わない。「天命遂行型(女性性)」寄りだから??
少しでも応援やご参考になりましたら幸いです!
ご相談いただきまして、ありがとうございました(^^)
ご感想・ご質問などございましたら、記事下のコメント欄やコンタクトフォーム・各SNSなどからくださるとうれしいです。
緒山 まりこ
この記事のようなご相談、受け付けています。
*詳細はコンタクトフォームへ*
心理カウンセリングモニターさま 募集中 です!
Comment