実家の相続からみる、長女の無価値感。


こんにちは。
心理カウンセラーの緒山(おやま)まりこです。

お弟子限定リトリートセミナー後しばらく経ってから、職場で気持ちがグラグラして1日メソメソしていました。涙もでるが、鼻水もでる。
実家の相続問題から色々な感情が浮かんできて、しんどーーーー!となって。

このお話は、お弟子講座中のデモセッションで少しあつかっていただきました。
メソつくきっかけは、業務で相続関連の情報を長時間見ていたため。

あとはちょうど前日に、根本師匠のこの記事↓をたまたま読んだところだったのですよね。

そうそう。カウンセリングには、デモセッションの記事を読んで共感いただいた「男の子を望む家に生まれた長女さん」「旧家にお生まれの女性」もいらしてくださいます(^^) ありがとうございます!
あ、私は地方にある普通の農家の生まれで、お嬢さまという訳ではないですー。

ということで、今回の記事は長めの自分語りです。よろしければお付き合いくださいませ。

※ご注意※ 子どもを産むこと・年齢について少し触れています。「私に無価値感があり、そう捉える意識が潜んでいる」という話ではありますが、妊活中などでセンシティブな心境の方は、読むのを控えられた方がいいかもしれません。

実家問題でひとり落ちる

特に何も起きていない

そう、特になにか起きた訳ではないんです。なにも無いです。
新たな気づきかというと、そういうものでもなく。知っていたことがストトトーン、と出てきた感じ。

まず、大前提として。
私の実家(代々の土地)はきょうだい(私・妹・弟)みんな継ぎたくないんですよ。

「みんな」と言っても、早々に結婚した妹は除く感じですが。
もともと、中間子のあの子はそういうのが1番遠いポジション。第1子からするとうらやましい。

まぁ、地域的にも、父や他の家族からしても、弟(長男)が継ぐのが順当。

私の内心

そもそも。私が継いだとしても、この家と心中するだけじゃないか。

だって、私がこの家を継いでどんな意味あるの?
女ひとりでこんな広い(田舎の大人数の家族が暮らすサイズ感の)家があっても、管理できないし。

私がこれから子どもを望めるかはわからないし。相手もこれから出会うし。
※どの年代でも、授かる可能性は人それぞれですし、継がせるために産む、という訳ではないですが。

私じゃ、家と心中するだけじゃん。ただただ、途絶えていくだけ。

私が居ても、意味ないじゃん。

前からずっとそう思っていたけど。私が居ても、意味がない。
大きな無価値感を感じてしんどい。

※「居る意味がない」誰かに対しては思わないのですが。自分自身については、潜在的(見えない心の奥底)にそう刷り込まれている、という感じです。

弟ごめん

葬式でもなんでも、弟が前に引っ張り出される。
結婚式は、周囲(農家関係)へのお披露目だからと、ある程度の規模で人を呼び、ちゃんとやらせる。弟夫婦、もともとそういう式をやるつもりだったっぽいですが。

弟夫婦に子どもが授かれば「男か?跡取りか?」と話す父と祖父母にげんなりし。

それでも、結局はその役割を弟に任せている私も、同じことなのかもしれない。

私がそのポジションになりたいかというと、やりたくない。引き受けたくない
本気でそのイメージをしたこともない。

今まで結婚が決まりそうになると「やっと実家のゴタゴタから離れられる」と思っていた。

弟に対して「大変な役割をやらせてごめんね」と思っている。

弟は「お前は墓守だ」と言われながら育てられ、私は早々に東京へ逃げた
その罪悪感もある。それは長女ゆえでしょうか。

自分が嫌なことをやれとは言えない

弟も、継ぎたくないよな。そりゃ、そうだよね。
お互いに自分がやりたくないことを、人にやらせるなんてできない。

だから、私と弟は、どちらかに「やってくれ」とは言わない。
(私に対して継げ」と思っている人は周囲にいないと感じていますが)
弟から「土地とか欲しいならどうぞどうぞー」と言われたことはあるけど。

でも、考えてしまう。
もし今、父に何かがあったら、誰かが相続しないといけない。

弟は、すでに別の土地にマイホームを建てている。

…え、じゃあ私?

そこで想像してしまう。相続している私を。

書類にハンコを押そうとしながら「イヤだ、イヤだ」「この家と心中したくない」と人目をはばからずに泣きまくり、弟には「お前は姉にこの役割をやらせるのを目を見開いて見届けろよ!」と発狂している。押印したら窓ガラスを叩き割るね!

誰かがこの役割をしないといけなくて、でもなんで私なんだよ、ふざけんな、と怒り狂っている。産まれて女だったからって勝手にガッカリしてきて、男の名前しか用意されていなくて、それで何で私がやるんだよ!
妹も弟も、地元が好きで友人もいてずっと県内で暮らしているんだったら、私より適任じゃないか!

人生終わった。もうイヤだ。その後に希望を見出せない。。。

そんなシーンを妄想したところで、いかん仕事中だー!と現実世界に戻ってくる(The 妄想族)妄想やめないと鼻水出てくるから。

私は、なんだかんだで弟がやるとずっと刷り込まれてきたし、自分が受ける役割とは思えていないけど、実際にうけるとしたら、本当に本当にイヤなんだなと。
想像した私は、“この世の絶望” のような状態になっていました。。。

引き継がれし無価値感

そして私は、母の無価値感もだいぶ引き継いでいる

母も長女。きょうだいは女だけ。
生まれは農家。なのでもちろん土地がある。
母から聞いたことはないけど、祖母は娘のみ授かったことで、地域的にいろいろ言われたのではと想像しています。

母の家は、母の妹家族が継ぎました。
だから、母の実家は、本当の意味で “帰る場所” では無くなったのではないかなと思っています。
実家では妹家族が実の親と暮らして、ひとつの家族として暮らしているから。

母が暮らすのは、同居している義実家。
この家で、私だけ血がつながっていない。私はひとりだ
私は小さな頃から、そう聞かされて育ちました。

伝わってくる、無力感・孤独感・やるせなさ。
「私(子ども)がいるからひとりじゃないよ」そう思い伝えても、当時の母には届かなかった。
↑無力。これも無価値感一因と思われる。

そして今、私がその状態になっている。実家では他の兄弟が密な関係で、私はひとりぼっち
それどころか、私には夫も子どももいないし。ずっとひとり。

私が抱えているのは、私だけの寂しさや無価値感じゃないのかな。とすれば、それは重いはずだ。

長女ゆえの無価値感。そんなものも感じています。

そんな連鎖はここで止めたいところ。
なによりも私がしんどいし。幸せな結婚したいし!!

***

こんなことを思い、ブログの下書きにダーッと綴ったはいいけれど「自分語り過ぎるかな」と思い、公開せず寝かせていました。(裏話)

その後、身体的なトラブルが発覚して「この話ともつながっているな?」と思ったので公開した次第です。

続きものじゃないけど、続く!

紫陽花の季節が過ぎようとしています。

読んでくださってありがとうございました^^
またお会いしましょうね。

緒山 まりこ

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